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近代ヨーロッパ - [1789年 ~ 1992年]
- イギリス革命から約100年遅れてフランス革命が起こる。
- 革命で民族意識(ナショナリズム)が高揚してフランス兵士の士気が高まる。その勢いでナポレオンはナポレオン戦争を始める。
- フランス軍はロシア遠征(冬将軍)により60万人が壊滅状態。その影響で対仏大同盟の連合軍によりフランスの首都(パリ)が陥落。
- 戦後体制はウィーン体制。ヨーロッパ諸国はフランス革命前の絶対王政に復活するが、フランスの七月革命/二月革命で体制が崩壊。
- 19世紀半ばからロシアは不凍港を求めて南下政策を進める。
- プロイセンの首相ビスマルクが鉄血政策でドイツを統一。ヨーロッパ中央にドイツ帝国を築く。
- 帝国主義列強によるアジア/アフリカの植民地獲得競争が始まる。
- 宗教/民族問題を多く抱えるバルカン半島は「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれ、ここから第一次世界大戦が始まる。
- イギリスはオスマン帝国の攻略に三枚舌外交の政策をとる。
- 連合国に敗れたドイツはヴェルサイユ条約で領土削減、軍備制限、天文学的賠償金を請求される。これが次の大戦の契機ともなる。
- この大戦後からアメリカが世界の中心となる。ロシアでは大戦中のロシア革命で世界初の社会主義国家が誕生。
- 世界中で社会主義革命を起こす為の国際組織コミンテルンが結成される。中国共産党など各国で共産党が誕生する。
- 1929年から世界恐慌が始まる。
- アメリカはニューディール政策、イギリス、フランスは植民地によるブロック経済で乗り切ろうとする。ドイツ、イタリア、日本では経済危機が深刻化してファシズムが台頭。大恐慌による混乱を武力で解決しようとする。
- 1939年から第二次世界大戦が始まる。
- ヒトラーはヨーロッパの新秩序を目論むが、ナポレオンと同様にロシアへの侵攻(独ソ戦)で冬将軍、補給線で惨敗する。その影響で連合国に敗れる。
- ヤルタ会談から東西冷戦が始まる。
- 過熱する核開発、実験で世界は核戦争手前まで緊張が高まる。
- 次第にソビエト連邦は社会主義経済(計画経済)が停滞。ゴルバチョフはペレストロイカ(グラスノスチなどの政治改革)を行う。それが契機で東欧革命が発生して東ヨーロッパ諸国が続々と民主化する。
- そして、マルタ会談で東西冷戦は終結する。
- 1789年5月
- フランス革命 - 市民革命を経てナポレオン政権が誕生する
- ~ 1799年11月
- フランスは財政危機(宮廷浪費、アメリカ独立戦争の出費など)で聖職者、貴族への課税をする為に175年ぶりに三部会を招集する。
- 議決方法で対立する。第三身分の平民などは国民議会を結成して憲法を制定するまで解散しないことを誓う。(球戯場の誓い)
- 国王(ルイ16世)はヴェルサイユに軍隊を集結させて圧力をかけるが1789年7月14日 民衆によるはバスティーユ襲撃が発生する。
- 1789年8月 国民議会は人権宣言を発表する。10月には「パンをよこせ!」のヴェルサイユ行進でルイ16世は人権宣言を認める。
- 立憲君主制の1791年憲法が制定される。これに対してオーストリア、プロイセンはピルニッツ宣言でルイ16世の復権を求める。フランスはその2国に宣戦布告をする。
- 1792年8月の8月10日事件でルイ16世やマリー・アントワネットを幽閉することにより王権が停止する。
- 1792年9月 第一共和政(国民公会による政治)が宣言される。翌年、ルイ16世やマリー・アントワネットを処刑する。
- 1793年 ヨーロッパ諸国はフランスの共和政がヨーロッパ中に広がるのを恐れて第一次対仏大同盟を締結する。
- ジャコバン派のロベスピエールによる恐怖政治が始まる。
- 1794年7月 テルミドールのクーデターでロベスピエールを処刑。
- 1795年11月 5人の総裁からなる総裁政府が誕生する。
- 1799年11月 ブリュメールのクーデターでナポレオンが総裁政府を倒して政権を掌握する。
- ナポレオン政権の誕生によりフランス革命は終結する。
- 1793年
- ルーブル美術館(フランス)が開館する
- 1796-1797年
- 第一次イタリア遠征 - フランス vs オーストリア(フランスの勝利)
- 1798-1801年
- エジプト遠征
- フランスはイギリスのアジア貿易の拠点であるエジプトを攻撃する。この遠征中にロゼッタ・ストーンを発見する。
- フランス本国がイギリス、オーストリアに攻撃されてナポレオンが帰還すると、エジプトではフランス軍が降伏する。
- 1798-1801年
- 第二次対仏大同盟 - フランスの勢力拡大を阻止する同盟
- 1799年11月
- ナポレオンが第一統領となる
- 19世紀 ~
- ナショナリズム(国民主義/民族意識など)が国際的な流れとなる
- 19世紀 ~
- オスマン帝国は「瀕死の病人」(領土は広いが弱小)となる
- 1799-1800年
- 第ニ次イタリア遠征 - フランス vs オーストリア(フランスの勝利)
- 1801年
- フランスはオーストリアとリュネヴィルの和約、ロシアとパリ条約、オスマン帝国とパリ条約を締結。
- 1801年
- フランスはローマ教皇と宗教協約(コンコルダート)を結ぶ
- 1801年
- グレートブリテン及びアイルランド連合王国が成立する
- 1802年
- フランスはイギリスとアミアンの和約を締結。
- 1803年
- イギリスは奴隷貿易を廃止
- 1804年
- ナポレオン法典 - ヨーロッパ諸国の民法の基礎となる
- 1804年
- ナポレオンが皇帝に即位する
- 1804年
- イギリスで蒸気機関車が誕生する
- 1805年
- 第三次対仏大同盟 - ナポレオンに対抗する為の同盟
- 1805年
- トラファルガーの海戦 - フランス vs イギリス(イギリスの勝利)
- 1805年
- アウステルリッツの戦い
- フランス vs ロシア/オーストリアの戦い(フランスの圧勝)
- 1806年
- ライン同盟 - フランスとドイツ諸侯の同盟(神聖ローマ帝国解体)
- 1806年
- イエナの戦い - フランス vs プロイセン(フランスの圧勝)
- 1806年
- 大陸封鎖令 - イギリスに対する経済封鎖命令
- 1807-1808年
- プロイセン改革 - 農奴制廃止など近代化政策(ナショナリズム)
- 1807-1808年
- フィヒテのナショナリズム演説「ドイツ国民に告ぐ」
- 1808年 ~
- 半島戦争 - フランス vs スペイン(スペインの勝利)
- 1811-1817年
- ラッダイト運動 - 産業革命の影響で機械を破壊する運動
- 1812年
- ロシア遠征 - フランス vs ロシア(冬将軍によりフランス惨敗)
- 1812年
- 第六次対仏大同盟 - ナポレオンに対抗する為の同盟
- 1812-1815年
- 米英戦争 - 第二の独立戦争(アメリカの勝利)
- 1813年
- ライプツィヒの戦い
- フランス vs プロイセン/ロシア/オーストリア(フランス敗北)
- 1813–1907年
- グレート・ゲーム - イギリスとロシアの中央アジアの覇権争い
- 1814年
- 対仏大同盟の連合軍によりフランスのパリが陥落。ナポレオンが皇帝を退位。イタリア半島の西にあるエルバ島へ流刑となる
- 1814年
- フランスでルイ18世が即位する
- 1814-1815年
- ウィーン会議
- ヨーロッパの国際秩序と領土体制(ドイツ連邦、神聖同盟、四国同盟)。これによりフランス革命前の「絶対王政」が復活した。
- この会議によりスイスは永世中立国と認められる。
- 1815年6月にウィーン議定書が調印されウィーン体制が始まる。
- 19世紀初頭~
- ウィーン体制に対する抵抗が始まる。(ブルシェンシャフト/スペイン立憲革命/カルボナリ/デカブリストの乱など)
- 1815–1871年
- イタリア統一運動 - イタリア王国が成立する
- 1815年3月
- 百日天下 - ナポレオンがエルバ島を脱出し再び皇帝となる
- 1815年6月
- ワーテルローの戦い
- フランス vs イギリス連合軍の戦い。連合軍が勝利してナポレオンはアフリカ南西にあるセントヘレナ島へ流刑される。
- 19世紀前半~
- メキシコ、ブラジル、ペルーなど中南米の植民地が独立する
- 1821-1832年
- ギリシャ独立戦争 - ギリシャがオスマン帝国から独立する
- 1824年
- フランスでシャルル10世が即位する
- 1827年
- ゲオルク・オームがオームの法則を公表する
- 1830年7月
- 七月革命 - ブルジョワ主体の革命。ルイ・フィリップが王となる
- 1831年
- ベルギーがオランダから独立する
- 1833年
- イギリスは奴隷制度を廃止
- 1834年
- ドイツ関税同盟 - ドイツ周辺の関税同盟(経済的に国内統一)
- 1837年
- ヴィクトリア女王が即位(大英帝国を象徴する女王)
- 1840-1842年
- 第一次アヘン戦争 - イギリス vs 中国(イギリスの勝利)
- 1848年2月
- 二月革命
- プロレタリアート主体の革命。第二共和政を宣言。ルイ・ナポレオン(甥)が大統領となる。1852年には皇帝となる。
- <フランスの政治体制の流れ>
- 「フランス革命」→「第一共和制」→「ボナパルト・ナポレオン(第一帝政)」→「フランス復古王政(ルイ18世/シャルル10世)」→「7月王政(ルイ・フィリップ)」→「第二共和制」→「第ニ帝政(ルイ・ナポレオン)」→「第三共和政」...「第五共和政」(現在)。
- 1848年
- 1848年革命(諸国民の春) ※フランスの革命の影響
- ヨーロッパ各地で発生した革命。ウィーン体制が崩壊。
- 1848年
- マルクスとエンゲルスが「共産党宣言」を出版する
- 1851年
- 第1回 国際博覧会(ロンドン万国博覧会)
- 19世紀中 ~
- ロシアが不凍港を目指して南下政策を進める
- 1853-1856年
- クリミア戦争 (ナイチンゲールによる看護)
- ロシア vs フランス/イギリス/オスマン帝国(ロシアの敗北)
- 1856-1860年
- 第二次アヘン戦争 - イギリス vs 中国(イギリスの勝利)
- 1857年
- 1857年恐慌 - 世界規模の経済危機
- 1858年
- イギリス領インド帝国が成立する
- インドは香料、コショウ、宝石、綿花など宝の山。
- 1861年
- 農奴解放令 - ロシアの近代化政策(ナショナリズム)
- 1860年代 ~
- ナロードニキ運動 - ロシアでの社会主義革命運動
- 1862年
- ビスマルクがプロイセンの首相となる(鉄血演説)
- 1863年
- ロンドンに地下鉄が完成する
- 1864年
- デンマーク戦争 - プロイセン vs デンマーク(プロイセンの勝利)
- 1865-1900年
- 第二次産業革命
- 自動車、電話、電車、蓄音機、白熱電球、映画、飛行機、飛行船、ラジオ、発電機(ダイナモ)、ダイナマイトなど
- 1866年
- 普墺戦争 - プロイセン vs オーストリア(プロイセンの勝利)
- 1867年
- カナダがイギリスから独立する
- 1867年
- 北ドイツ連邦(22州)が成立する
- 1867年
- マルクスが「資本論」を出版する
- 1869年
- スエズ運河が開通する(地中海と紅海の航路)
- 1870年
- ガソリン自動車が発明される
- 1870年
- エムス電報事件
- ビスマルクによる意図的な電報編集で普仏戦争へ
- 1870-1871年
- 普仏戦争
- プロイセン vs フランス(プロイセン勝利)。賠償金は50億フラン。
- 1871年
- プロイセンがドイツ帝国となる(ヴェルサイユ宮殿で宣言)
- 1871年
- パリ・コミューン
- プロレタリアート独裁による自治政府宣言。約2ヶ月で鎮圧。
- 1873-1890年
- ビスマルク外交 - ビスマルクによるフランス孤立化の外交政策
- 1873年
- 三帝同盟 - ドイツ、ロシア、オーストリアの同盟
- 1873年
- 大不況 - 世界的な構造不況
- 1875年
- 1875年の憲法的法律 - フランスの第三共和政憲法の制定
- 1877-1878年
- 露土戦争 - ロシア vs オスマン帝国(ロシアの勝利)
- 1878年
- ベルリン会議 - バルカン半島の独立国に関する国際会議
- 1881年
- 三帝協商 - ドイツ、ロシア、オーストリアの協商
- 1882年
- イギリスがエジプトを保護国とする(スエズ運河/アジア貿易拠点)
- 1882年
- 三国同盟 - ドイツ、オーストリア、イタリアの協商
- 19世紀後半 ~
- 帝国主義列強によるアジア、アフリカの植民地獲得競争。
- 1884-1885年
- ベルリン会議 - アフリカ分割に関する国際会議
- 1887年
- 独露再保障条約 - ドイツとロシアの秘密条約
- 1888年
- ブラジルの奴隷制が廃止される(世界で一番遅い)
- 1889年
- フランスのエッフェル塔が完成する
- 1891年
- シベリア鉄道が着工する(1916年完成)
- 1894年
- ドレフュス事件 - フランスでのユダヤ人スパイ冤罪事件
- 1895年
- ヴィルヘルム・レントゲンがエックス線を発見する
- 1897年 ~
- シオニズム - ユダヤ人による故郷再建・復興運動
- 1898年
- ファショダ事件
- アフリカ植民地化政策でイギリスはアフリカ縦断、フランスは横断でお互いにファショダで遭遇した事件。フランス側が譲歩する。
- 1898年
- 米西戦争
- アメリカによるスペインの植民地争奪戦争。
- 敗北したスペインはキューバの独立承認。フィリピン、プエルトリコ、グアムをアメリカに割譲する。
- 1899-1902年
- ボーア戦争(南アフリカ戦争)
- イギリスによるダイヤモンド、金鉱の争奪戦争
- 1899年
- レーニンが「ロシアにおける資本主義の発達」を出版
- 20世紀~
- アジア・アフリカ諸国が独立
- [イギリスからの独立]
- アフガニスタン、エジプト、イラン、イラク、南アフリカ共和国、ヨルダン、インド、パキスタン、ミャンマー、マレーシア、クウェート、アフリカ諸国など。
- [フランスからの独立]
- レバノン、ベトナム、シリア、ラオス、カンボジア、マダガスカル、アフリカ諸国など。
- [アメリカからの独立]
- フィリピン
- [オランダからの独立]
- インドネシア
- 1901年 ~
- ダイナマイト発明者ノーベルによるノーベル賞が始まる
- 1902年
- 日英同盟 - 日本とイギリスの同盟
- 1903年
- ライト兄弟が有人動力飛行に成功する
- 1904年
- 日露戦争 - 日本 vs ロシア(日本の勝利)
- 1904年
- 三国協商 - イギリス、フランス、ロシアの軍事同盟
- 1905年1月29日
- ロシア第一革命
- 1905年1月9日 血の日曜日事件を契機に複数の革命団体による反政府運動や暴動。この頃にソビエト(評議会)が誕生。
- 十月詔書(言論の自由/普通選挙など)により一時的に解決する。
- 1908年
- 青年トルコ人革命 - オスマン帝国での近代化革命
- 1908年
- ボスニア・ヘルツェゴビナ併合(スラブ民族)
- オーストリアが併合する。オーストリア、ドイツはゲルマン民族。ロシアはスラブ民族。民族の対立が始まる。
- 1912年
- ボリシェヴィキが結成する(ロシア)
- 1912年
- バルカン同盟
- ロシア主導によりバルカン半島の諸国家(ギリシャ、ブルガリア、セルビア、モンテネグロ)の同盟。
- 1912-1913年
- バルカン戦争
- バルカン同盟 vs オスマン帝国(バルカン同盟の勝利)
- 1914年6月
- サラエボ事件
- オーストリアの皇位継承者がボスニアでセルビア人に暗殺される
- 1914-1918年
- 第一次世界大戦
- オーストリアがセルビアに宣戦布告。世界大戦が始まる。
- 中央同盟国(ドイツ、オーストリア、オスマン帝国・ブルガリアなど)と連合国(イギリス、フランス、ロシア、セルビア、アメリカ、日本、イタリアなど)との戦い。
- シュリーフェン・プラン 東部戦線 西部戦線 3B政策 3C政策
- 新兵器としては毒ガス・機関銃・火炎放射器・戦車・潜水艦・飛行機などが使用された。犠牲者は約1000万人となる。
- ドイツのルシタニア号事件、無制限潜水艦作戦を契機に孤立主義のアメリカが連合軍に参戦する。これにより連合国が勝利する。
- 1915年~
- イギリスによる三枚舌外交
- イギリスは中東のオスマン帝国を攻略する為に「フサイン=マクマホン協定」でアラブ人国家独立支援。「サイクス・ピコ協定」でイギリス、フランス、ロシアで中東分割協定。「バルフォア宣言」でパレスチナにユダヤ人によるユダヤ国家を認める。
- このイギリスの外交により中東は紛争地域となる。
- 1917年
- レーニンが「帝国主義論」を出版する
- 1917年3月
- 2月革命
- ロシアは食糧不足による暴動でロシア帝国が崩壊する。貴族、資本家、官僚らによるロシア臨時政府が成立する。
- 1917年11月
- 10月革命(ソビエト革命)
- ロシア臨時政府が崩壊して、世界初の社会主義国家であるロシア・ソビエト連邦社会主義共和国が成立する。
- 1918年
- ブレスト=リトフスク条約 - ドイツとソ連の講和条約
- 1918-1922年
- シベリア出兵(干渉戦争)
- 連合国はロシアでソビエト政権に反対する勢力を支援する
- 1918年
- 十四か条の平和原則 - アメリカ大統領ウィルソンによる平和原則
- 1919年
- アムリットサル事件 - イギリスによるインドでの虐殺事件
- 1919-1943年
- コミンテルン
- ソ連は世界中で社会主義革命を起こす為の国際組織を結成。
- 1919年1月
- ドイツ労働者党が設立する
- 1919年1月
- パリ講和会議
- 連合国による第一次世界大戦の講和会議と国際連盟に関する会議。
- 1919年6月
- ヴェルサイユ条約(ヴェルサイユ体制が始まる)
- 第一次世界大戦の講和条約。
- 1.ドイツは植民地・国外利権の放棄。膠州湾租借地は日本が継承。
- 2.ドイツは南洋諸島を日本に譲渡する。
- 3.ドイツは連合国に賠償金1320億金マルクを支払う。
- その他に東ヨーロッパ諸国(ポーランド、チェコスロバキア、バルト三国、ユーゴスラビアなど)の独立。
- ※賠償金は2020年に完済予定。(1マルク=金0.358g)
- ※ヴェルサイユ宮殿の鏡の間で調印
- 1920年
- 国際連盟(League of Nations)が発足する
- 常任理事国はイギリス、フランス、日本、イタリアの4カ国。アメリカは議会の承認が降りず不参加となる。
- 1920年
- ドイツ労働者党が国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)に改称
- 1921年
- アドルフ・ヒトラーがナチスの議長となる
- 1922年
- ソビエト社会主義共和国連邦が成立(最高指導者レーニン)
- 1922年
- ワシントン会議(ワシントン体制が始まる)
- 四カ国条約、九カ国条約、ワシントン海軍軍縮条約
- 1923年
- ドイツがハイパーインフレとなる(パン1個が1兆マルク)
- 1924年
- スターリンがソビエト社会主義共和国連邦の最高指導者となる
- 1924年
- ドーズ案 - ドイツの賠償方式の緩和
- 1925年
- イタリアのムッソリーニが独裁宣言説
- 1925年
- ロカルノ条約 - ヨーロッパ7国の安全保障条約
- 1927年
- リンドバーグが大西洋単独無着陸飛行に成功する
- 1928年
- パリ不戦条約 - 国際紛争解決の為の戦争を否定
- 1929年
- ヤング案 - ドイツの賠償金を358億金マルクとする
- 1929年
- 世界恐慌
- 暗黒の木曜日(1929年10月24日)にアメリカの株価が大暴落する。5日後の悲劇の火曜日(10月29日)に株式市場の崩壊。
- 取り付け騒ぎ→銀行倒産が相次ぐ→企業倒産→失業者増加→世界へ連鎖する。但し、ソ連は社会主義なので失業者は0人。
- 1930年
- ロンドン海軍軍縮会議 - 五大国による軍縮会議
- 1932年
- ローザンヌ会議 - ドイツの賠償金を30億金マルクとする
- 1930年代
- ドイツへの宥和政策が始まる。
- 1933年3月
- ヒトラーがナチスの総統となり独裁政権が始まる。
- 第一次世界大戦の賠償金及び世界恐慌による失業問題に公共事業、再軍備(雇用の創出)などで600万人の失業者を35万人に減少させた。その他にユダヤ教(人)への迫害が本格的となる(ナショナリズムによるホロコースト)
- 1933年3月
- 日本は国際連盟から脱退する
- 1933年10月
- ドイツが国際連盟から脱退する
- 1936年
- ラインラント進駐 - ドイツによる非武装地帯への進駐
- 1936年
- ベルリンオリンピックが開催される
- 1937年
- 日独伊防共協定 - 日本、ドイツ、イタリアの三国間協定
- 1938年
- オーストリア併合 - ドイツによるオーストリアの併合
- 1938年
- ミュンヘン会談
- チェコスロバキアのズデーテン地方がドイツに帰属する。
- 1938年
- ドイツによりチェコスロバキアが解体する
- 1939年4月
- イタリアによるアルバニア侵攻(イタリアの勝利)
- 1939年8月
- 独ソ不可侵条約
- 敵対していたドイツとソ連による不可侵条約。
- 「ドイツ vs ソ連」を期待していたイギリスの宥和政策の失敗。
- 1939-1945年
- 第二次世界大戦
- 1939年9月 ドイツによるポーランド侵攻から始まる。
- 枢軸国(ドイツ、イタリア、日本など)と連合国(イギリス、フランス、アメリカ、ソ連、中国など)の世界各地での戦い。
- イタリア・ドイツが降伏後、日本に原爆が投下されて戦争終結。
- 新兵器や虐殺などの影響により犠牲者は約4000~5000万人位。
- 1939年9月
- イタリアによるエジプト侵攻(イタリアの敗北)
- 1939年11月
- ソ連によるフィンランド侵攻(ソ連の勝利)
- 1940年
- ソ連によるルーマニア、バルト三国侵攻(ソ連の勝利)
- 1940年4月
- ドイツによるノルウェー、デンマーク侵攻(ドイツの勝利)
- 1940年5月
- ドイツによるオランダ、ベルギー侵攻(ドイツの勝利)
- 1940年5月
- ドイツによるフランス侵攻(ドイツの勝利)
- 1940年5月
- チャーチルがイギリス首相となる
- 1940年6月
- イタリアがイギリス、フランスに対し宣戦布告
- 1940年8月 ~
- ドイツによるロンドン大空襲(ザ・ブリッツ)
- 1940年9月
- 日独伊三国同盟 - 日本、ドイツ、イタリアの同盟
- 1941年4月
- ドイツによるユーゴスラビア、ギリシャ侵攻(ドイツの勝利)
- 1941-1945年
- 独ソ戦
- イギリスを駆逐する前にソ連に侵攻したヒトラーの失策。
- ナポレオンのロシア遠征と同様に冬将軍、補給線で敗北。
- ※スターリングラード攻防戦から連合軍の反攻が始まる。
- 1941年8月
- 大西洋憲章 - アメリカ、イギリスによる憲章
- 1941年12月8日
- 真珠湾攻撃 - 日本がアメリカを攻撃
- 1941年12月10日
- ドイツはアメリカに宣戦布告をする
- 1941年12月
- アメリカが連合国側に参戦する
- 1942年1月
- 連合国共同宣言 - 連合国による共同宣言
- 1942年6月
- ミッドウェー海戦
- 日本 vs アメリカ。この海戦からアメリカの反攻が始まる。
- 1943年
- カティンの森事件 - ソ連のスターリンによる虐殺事件
- 1943年9月
- イタリアが無条件降伏
- 1944年
- ブレトン・ウッズ協定 - アメリカのドルが国際通貨となる
- 1944年6月
- ノルマンディー上陸作戦 - 連合国によるフランス上陸
- 1944年7月
- 7月20日事件 - ヒトラー暗殺未遂
- 1945年2月
- ヤルタ会談 - 連合国による戦後体制、国際連合の首脳会談
- 1945年5月
- ドイツが無条件降伏をする
- 1945年8月
- ポツダム協定
- ドイツはアメリカ、イギリス、フランス、ソ連で4分割される。
- 1945年8月
- 日本が無条件降伏をする
- 1945年10月
- 国際連合(United Nations)が発足する
- 常任理事国はアメリカ、イギリス、フランス、ソ連、中国。
- 1945-1989年
- 冷戦
- 東西冷戦(アメリカ陣営:西側 vs ソビエト陣営:東側)。
- ヤルタ会談からはじまりマルタ会談で東西冷戦は終結した。
- [西側] - 資本主義、第一世界
- 1.西側(政治):トルーマン・ドクトリン
- 2.西側(経済):マーシャル・プラン
- 3.西側(軍事):北大西洋条約機構(NATO)
- 4.西側(陣営):西ヨーロッパ、西ドイツ、日本、韓国、台湾、カナダ、南米諸国など
- [東側] - 社会主義、第二世界
- 1.東側(政治):コミンフォルム
- 2.東側(経済):COMECON(コメコン)
- 3.東側(軍事):ワルシャワ条約機構(WTO)
- 4.東側(陣営):東ヨーロッパ、東ドイツ、中国、北朝鮮、キューバ、ベトナム、ラオス、カンボジア、モンゴルなど
- [中立] - 第三世界
- 1.中立(陣営):インド・アフリカなどの発展途上国など
- 代理戦争
- 朝鮮戦争、ベトナム戦争、キューバ危機、アフガニスタン紛争など
- 1945-1989年
- 各国による核実験が盛んになる
- アメリカ、ソ連、イギリス、フランス、中国、インドなど。
- 1947年
- インドがイギリスから独立する(ガンディーやネルー)
- 1948年
- アパルトヘイト - 南アフリカでの人種隔離政策
- 1948年
- 国際連合によりイスラエルが建国する
- 1948年 ~
- 中東戦争 - イスラエルと周辺国の戦争
- 1949年
- ドイツ民主共和国(東ドイツ) / ドイツ連邦共和国(西ドイツ)が成立
- 1952年
- 欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)が設立する
- 1955年
- アジア・アフリカ会議(平和十原則)が開催される
- 1955年
- 中東条約機構(中央条約機構) - 反共軍事同盟(英米含む)
- 1956年
- 欧州経済共同体(EEC)が設立する
- 1956年
- 欧州原子力共同体(EAEC)が設立する
- 1957年
- 世界初の人工衛星(スプートニク1号)の打ち上げ成功(ソ連)
- 1961年
- ドイツにベルリンの壁が建設される
- 1961年 ~
- 第1回 非同盟諸国首脳会議が開催
- 1962年
- キューバ危機 - アメリカとソビエト連邦による核戦争危機
- 1963年
- 部分的核実験禁止条約 - 部分的に核兵器実験を禁止する条約
- 1963年
- アフリカ統一機構が発足する
- 1964年
- 東京オリンピックが開催される
- 1967年
- 欧州諸共同体(EC)が設立する
- 1967年
- 東南アジア諸国連合(ASEAN)が設立する
- 1968年
- プラハの春 - チェコスロバキアでの民主化運動
- 1969年
- アメリカのアポロ11号が月面着陸
- 1970年
- 核拡散防止条約
- 連合国(国際連合)の5大国(常任理事国)であるアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国以外の核兵器保有を禁止する。
- 1971年
- ニクソン・ショック - 訪中宣言、ドルの金兌換停止
- 1981年
- 女子差別撤廃条約 - 女子差別の撤廃を定めた国際条約
- 1985年
- ゴルバチョフがソビエト連邦の最高指導者となる
- 1986年
- チェルノブイリ原子力発電所事故 - ソビエト連邦での原発事故
- 1980年後半 ~
- ペレストロイカ、グラスノスチ - ゴルバチョフによる政治改革
- 1986年
- オーストラリアがイギリスから独立する
- 1989年
- 東欧革命(1989年革命) - 東ヨーロッパ諸国が民主化へ
- 1989年11月
- ドイツのベルリンの壁が崩壊
- 1989年12月
- マルタ会談 - アメリカとソ連による首脳会談(東西冷戦の終結)
- 1990年
- 東西ドイツ統一 - ドイツ連邦共和国にドイツ民主共和国が編入する
- 1991-2001年
- ユーゴスラビア紛争 - バルカン半島における独立戦争及び紛争
- 1991年
- 湾岸戦争 - 国際連合 vs イラク(国際連合の勝利)
- 1991年3月
- ドイツ最終規定条約 - ドイツと連合国による講和条約
- 1991年8月
- ソ連8月クーデター - 改革派によるクーデターの失敗
- 1991年12月
- ロシア連邦が成立する