高校生物
■原核生物と真核生物
・原核細胞 ... 核膜なし DNA は環状でヒストンに結合せず,細胞質に散在。 細胞内の膜構造未発達(リボソーム,細胞壁,鞭毛あり)。exバクテリア(真正細菌,シアノバクテリア),アーキア(古細菌)・真核細胞 ... 核膜あり DNA は線状でヒストンと結合。細胞内膜構造が発達。
第2講
原核細胞
真核細胞
核様体
べん毛 リボソーム
細胞膜
細胞壁
◆真核生物の進化
膜進化説 原核生物の細胞膜が内部に折れ込む。 →
核膜,小胞体,ゴルジ体,リソソーム 共生説 上の細胞に好気性細菌が共生してミトコンドリアに,ラン藻類が共生し葉
緑体に。
好気性 細菌
ミトコンドリア 葉緑体 ラン藻
DNA
DNA
※共生説の根拠
・主細胞の DNA とは別の DNA をもつ。・二重膜の外膜と内膜の性質が違い,外膜の性質は主細胞のものと似る。・主細胞とは別に,半自律的に増殖する。
第 1 講 演習問題
真核生物の細胞に関する次の記述a~gについて問 1 ~ 5 に答えなさい。 答えはそれぞれ最も適当なものを 1 つ選びなさい。
<記述>
a 内部はカーミンやオルセインなどの色素で染色される。
DNAを内部に含む物なので、核を説明。
b 光エネルギーを利用して二酸化炭素から有機物を合成する。
光合成の説明=葉緑体
c セルロースを主成分とする繊維性の物質から成る。
セルロース=細胞壁
d 細胞内で合成した物質を運搬したり,細胞外へ分泌する。
分泌→ゴルジ体
e [A ] のときに,紡錘糸の形成に関係する。
紡錘糸は細胞の核分裂のときに染色体を引っ張る働き=中心体が発達して伸びていくもの
f 一重の膜で囲まれ,栄養分や老廃物が貯蔵されている。
貯蔵👉液胞の働き
g 二重の膜で囲まれ,内膜は複雑なひだ状の構造である。
二重幕は核、葉緑体、ミトコンドリア
核は二重膜で穴が開いていて襞は無い
葉緑体も二重膜だが襞は無い
ミトコンドリア 二重幕の内膜が入り組んで襞を作り表面積を増やしている
問 1 記述dが当てはまるものはどれか。
1 葉緑体 2 細胞膜 3 ゴルジ体 4 核 5 中心体 6 細胞壁 7 液 胞 8 ミトコンドリア
問 2 記述e内のAに入るものはどれか。
1 原形質分離 2 細胞融合 3 細胞質分裂 4 核分裂 5 原形質流動 6 細胞の成長
問 3 記述a~eのうち,細胞膜のような膜構造が見られない細胞の構造について説明して いる記述はどれか。
1 aとb 2 aとc 3 aとd 4 aとe 5 bとc
6 bとd 7 bとe 8 cとd 9 cとe 10 dとe
問 4 記述a~gのうち,鞭毛の形成に関与する細胞小器官について説明している記述はど れか。
1 a 2 b 3 c 4 d 5 e 6 f 7 g
問 5 記述b~fのうち,種子植物の葉の表皮細胞と孔辺細胞に共通して見られる,植物に 特徴的な構造について説明している記述はどれか。
1 bとc 2 bとd 3 bとe 4 bとf 5 cとd
6 cとe 7 cとf 8 dとe 9 dとf 10 eとf
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